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あさかぜに乗って
2005年 02月 25日
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一路、下関へ。
昭和33年10月、20系客車を使った初の寝台専用特急列車にも、遂に終焉の刻がやってくる。
走るホテルと称され、華やかなブームの一時代を築いたのも、すでに過去の話。
博多に延びた新幹線はスピードアップを続け、飛行機は価格競争のなかで手軽さを増し、東京と九州を結ぶ移動の足としては、完全に取り残されてしまったことは反論の余地はない。
19時という出発時間は、10分前に発車するのぞみに乗れば、その日のうちに博多に着いてしまう時代になってしまったのだから。
しかし。
レールのジョイントの音を聞きながら、列車に揺られてゆったりした時間の流れを愉しむのは、本当に贅沢なひとときだと思う。
すべてが費用対効果、時間とコストの削減でのみ評価されてしまう現代に残された、貴重な時間と空間を享受できたことに、感謝します。
昭和33年10月、20系客車を使った初の寝台専用特急列車にも、遂に終焉の刻がやってくる。
走るホテルと称され、華やかなブームの一時代を築いたのも、すでに過去の話。
博多に延びた新幹線はスピードアップを続け、飛行機は価格競争のなかで手軽さを増し、東京と九州を結ぶ移動の足としては、完全に取り残されてしまったことは反論の余地はない。
19時という出発時間は、10分前に発車するのぞみに乗れば、その日のうちに博多に着いてしまう時代になってしまったのだから。
しかし。
レールのジョイントの音を聞きながら、列車に揺られてゆったりした時間の流れを愉しむのは、本当に贅沢なひとときだと思う。
すべてが費用対効果、時間とコストの削減でのみ評価されてしまう現代に残された、貴重な時間と空間を享受できたことに、感謝します。
by torys180
| 2005-02-25 00:23
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